学会長ご挨拶

苫小牧市立病院 院長 松岡 伸一

 第61回 全国自治体病院学会

 学会長 松岡 伸一

(苫小牧市立病院 院長)

2023年8月31日(木)、9月1日(金)の2日間にわたり、第61回全国自治体病院学会を、北海道札幌市「札幌コンベンションセンター」及び「札幌市産業振興センター」を会場として開催いたします。

日本のみならず、全世界が新型コロナウィルス感染症により大きな影響を受け、医療体制をはじめ社会システム全般にわたり変革を余儀なくされてきました。

私たちは、いまだにコロナ対策の終焉を見通すことはできず、繰り返し押し寄せる波を前に不安な日々を過ごしています。

そんな中にあっても、地域の人口減少や医師確保など様々な問題を抱えながら、今回の新型コロナウィルス感染症に対応し、多くの自治体病院が真摯な努力を続けることにより、改めてその存在意義が注目されております。

本学会においては「未来に輝け 自治体病院」をテーマにすえ、各地で地域医療構想や医師の働き方改革が進む中で、私たちが目指すべき自治体病院における「あるべき医療の未来」を皆様とともに、しっかりと議論していこうと考えております。

加えて、気候変動や異常気象が頻発する国内の、防災や減災を医療の視点から支えていくための基盤づくりが不可欠な一方、感染症対策など新たな時代に対応する「持続可能な社会」を編成していく必要があることから、サブテーマを「~Mission! 持続可能な地域医療を構築せよ~」とし、私たちが担う地域医療を足元から見つめてまいります。


本学会が開催される札幌は、東京から直線距離で約1000キロの位置にあり、国内で最も東京からの航空機の便数の多い地域でもあります。 北海道ならではの広大な大地と雄大な景色をお楽しみいただけることでしょう。

また、北海道を代表する味覚である、ジンギスカンやビール、アイスクリームといった食べ物・飲み物が皆様のお腹を満足させてくれると思いますし、学会が開催される8月下旬は、まだ道内の「夏の楽しみ」のメロンやスイカ、とうきび等も十分にご堪能いただきたいと思います。


道内の126の自治体病院が、総力をあげて準備を進めております。 魅力満載の北の大地、北海道で多くの皆様のご来場をお待ちしております。